すきだよ。
2年棟――
な、何ていうか…
皆さんおとなっぽい!
私、すごく子供にみえる…。
千晴はそんな中、堂々と歩いてるし。
「優香。」
あれあれ、と千晴が指さした方を見て、唖然とした。
だって、゙麗しの君"って名前があまりにもぴったりで。
緩くカールした栗色の髪、小さくて華奢な身体、白い肌。
「お人形…?」
「違うから。」
千晴からそんなつっこみを受けても、私は津久井先輩を見ていた。
男の人はこういう綺麗でかわいい人が好みなんだ。
蘭先輩も。