すきだよ。
みっちー先輩はサッカー部の部室の前で止まった。
何で部室?
「入って。きたねーけど。笑」
私は言われるがまま、部室に入る。
部室は、意外と狭くて、男の子の匂いがした。
「あの、用って…」
みっちー先輩が椅子に座ったところで、私は話を切り出した。
みっちー先輩は一瞬きょとんとし、すぐに笑顔になった。
「ないよ。」
「へ?」
じゃあ何で呼ばれたの!
こっちは落ち込んでんのに…。
思わずため息がでた。
「だって優香、悠介に怯えてたろ。一応助けたつもり。」
みっちー先輩は気付いてた。