すきだよ。
すれ違う想い

*恋の終わり*



誰も悪くない、それだけは確かなの。


でも、悠介じゃなくて、蘭先輩と一緒にいたいと願っているのも確かで。

先輩と恋人になってる未来なんて想像すらできないのに、一緒にいたいと願ってる。






それがたとえ、聞き遂げられることのない願いでも。




悠介の腕から離れ、困惑している蘭先輩の前にたつ。


そして、深く息をすった。



「蘭先輩、ずっと好きでした。」


こんな風に、想いを伝えるはずじゃなかったの。


私はただ、先輩と笑っていたかっただけ。



キラキラ星を聞きながら。
私のための曲を。








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