HONEY&TRAP!!
「……えっ!?カ、イ…」
「お前っ
なんだそのアタマはっ!?!?
オヤジさんが泣くだろーが!!」
ちょっと待てよ……
あの…繭羅が…
あの、繭が………
き、金髪ぅ!?!?
「何怒ってんの!?
って…
海斗に関係ないじゃん!!」
ブチン、と何かが切れた音がした。
「はぁあ!?
関係ないとは何だよ。
繭…俺を呼び捨てとはいー度胸だなぁ?オイ」
昔は
“海ちゃん”って俺の後をついて来てた癖に。
「滅多に会わない他人に言われる筋合いないから!!」
他人!?
ちょっと待て。
「繭…」
「あたし急ぐから」
「はぁ!?どこ行くんだよ!?」
今から!?
しかもなんだ、あの格好は!?
ミニとか履いてんし…
「危ねぇだろが!!!」
俺はまた怒鳴っていた。