ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
『えっ、本当に!?楓良かったな。お前就活頑張ってたもんな』

敬大も自分の事のように喜んだ。

『うん…』

楓は静かに頷いた。

『今度就職祝いになんかプレゼントするよ。楽しみにしてて』

敬大は笑顔で言った。

『うん…ありがとう』

楓は元気なく静かに言った。

『あ、ごめん。俺もう帰らなきゃ!!レミに黙って出て来たから、レミ心配してるだろうし…。楓呼び出して悪かったな、じゃあな』

敬大は笑顔を残し、立ち去ろうとした。

そんな敬大の背中をじっと見つめていた楓が、思い切って叫んだ。

『け、敬大!!』

『えっ?』

敬大は楓の大声に驚き振り返った。

『け、敬大…あ、あたし…あたし…今日、連君に“付き合ってほしい”って告白された』

楓は少し顔を赤らめながら告げた。

それを聞いた敬大は目を丸くし、驚いていた。

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