ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
『敬大おめでとう』
控室でギターを片付けている敬大に、誠治が声をかけた。
『あ、誠治さん…ありがとうございます』
敬大はそう言って軽く会釈を交わした。
『お前はやっぱり俺の1番のライバルやったわ』
誠治は笑顔で言った。
『なあ、敬大…俺さ、敬大の歌を聴いてやっと気付く事が出来たわ。自分の歌に足りないもんが…』
『えっ?本当ですか?』
敬大は驚いた。
『ああ、敬大の歌にあって俺の歌にないもん…それはな“心”や』
『心!?』
敬大は聞き返した。
『なんちゅーかな…相手に伝えようとする心が、敬大の歌にはぎょーさん詰まってた。俺の歌はいつも自分勝手に楽しんでる、そんな歌やって事がわかったんや。自分が満足するだけの歌じゃ、聴いてる人は満足させられへんからな』
『誠治さん…』
『敬大の歌を聴いてな、胸の奧がなんや暖かくなってな、いつまでも聴いてたいって思ったんや』
誠治は笑顔で言った。
控室でギターを片付けている敬大に、誠治が声をかけた。
『あ、誠治さん…ありがとうございます』
敬大はそう言って軽く会釈を交わした。
『お前はやっぱり俺の1番のライバルやったわ』
誠治は笑顔で言った。
『なあ、敬大…俺さ、敬大の歌を聴いてやっと気付く事が出来たわ。自分の歌に足りないもんが…』
『えっ?本当ですか?』
敬大は驚いた。
『ああ、敬大の歌にあって俺の歌にないもん…それはな“心”や』
『心!?』
敬大は聞き返した。
『なんちゅーかな…相手に伝えようとする心が、敬大の歌にはぎょーさん詰まってた。俺の歌はいつも自分勝手に楽しんでる、そんな歌やって事がわかったんや。自分が満足するだけの歌じゃ、聴いてる人は満足させられへんからな』
『誠治さん…』
『敬大の歌を聴いてな、胸の奧がなんや暖かくなってな、いつまでも聴いてたいって思ったんや』
誠治は笑顔で言った。