ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
<大阪…大阪…>
車内のアナウンスが鳴り響くと同時に新幹線は駅に停車した。
敬大はギターを背負いゆっくりとホームの階段を下り、改札を出た。
そして駅を出た目の前のタクシーに乗り込んだ。
『清凜…清凜総合病院までお願いします』
敬大が行き先を告げると、タクシーは清凜総合病院に向けて走り出した。
タクシーの中でも敬大はただ静かにじっと考え込んでいた。
『お客さん!!着きましたよ、お客さん!!』
ぼーっとしている敬大にタクシー運転手は呼び掛けた。
『えっ!?あっ…すみません。ありがとうございます』
敬大はお金を払いタクシーから降りた。
そして目の前の清凜総合病院を見つめた。
しかし敬大は病院の敷地に一歩も足を踏み入れずに、こぶしをギュッと握りしめて病院を背にして歩き出した。
『やっぱ今更…会える訳ねーよ』
敬大はただ知らない大阪の街を歩き続けた。
車内のアナウンスが鳴り響くと同時に新幹線は駅に停車した。
敬大はギターを背負いゆっくりとホームの階段を下り、改札を出た。
そして駅を出た目の前のタクシーに乗り込んだ。
『清凜…清凜総合病院までお願いします』
敬大が行き先を告げると、タクシーは清凜総合病院に向けて走り出した。
タクシーの中でも敬大はただ静かにじっと考え込んでいた。
『お客さん!!着きましたよ、お客さん!!』
ぼーっとしている敬大にタクシー運転手は呼び掛けた。
『えっ!?あっ…すみません。ありがとうございます』
敬大はお金を払いタクシーから降りた。
そして目の前の清凜総合病院を見つめた。
しかし敬大は病院の敷地に一歩も足を踏み入れずに、こぶしをギュッと握りしめて病院を背にして歩き出した。
『やっぱ今更…会える訳ねーよ』
敬大はただ知らない大阪の街を歩き続けた。