ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
するとそんな敬大の前に足の不自由なお婆さんが、重い荷物を持ちながら横断歩道を渡ろうとしていた。
『あっちまで持ってあげますよ』
『ほんまかい!?おおきにな』
敬大はそのお婆さんの荷物を持ち、お婆さんと一緒にゆっくり横断歩道を渡った。
『あれ?あれ確か敬大ちゃうんか?』
その様子を歩道橋から一人の男が見ていた。
『はい』
敬大はお婆さんに荷物を返した。
『ホンマにおおきにな』
お婆さんは笑顔を見せ去って行った。
敬大もお婆さんの笑顔見て笑顔になり、しばらく去り行く弱々しいお婆さんの姿と母の姿を重ね合わして見ていた。
『よっ、敬大!!』
そんな敬大の背中を不意に誰かが叩いた。
敬大が振り向くと、そこには誠治が笑顔で立っていた。
『誠治さん!!なんでここに?』
敬大は驚いた。
『それはこっちの台詞や。俺は大阪人やから大阪にいて当たり前や』
誠治は黒い長髪を靡かせて言った。
『あっちまで持ってあげますよ』
『ほんまかい!?おおきにな』
敬大はそのお婆さんの荷物を持ち、お婆さんと一緒にゆっくり横断歩道を渡った。
『あれ?あれ確か敬大ちゃうんか?』
その様子を歩道橋から一人の男が見ていた。
『はい』
敬大はお婆さんに荷物を返した。
『ホンマにおおきにな』
お婆さんは笑顔を見せ去って行った。
敬大もお婆さんの笑顔見て笑顔になり、しばらく去り行く弱々しいお婆さんの姿と母の姿を重ね合わして見ていた。
『よっ、敬大!!』
そんな敬大の背中を不意に誰かが叩いた。
敬大が振り向くと、そこには誠治が笑顔で立っていた。
『誠治さん!!なんでここに?』
敬大は驚いた。
『それはこっちの台詞や。俺は大阪人やから大阪にいて当たり前や』
誠治は黒い長髪を靡かせて言った。