ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
『確かに、こんな高級なとこは来ないもんね。でも、連れて来てくれてありがとう敬大』

レミはニコッと笑った。

『どういたしまて』

敬大は笑顔で答えた。

『お待たせしました』

二人が話していると、ウェイターが料理を持って来た。

二人の目の前には高級食材をふんだんに使った、美味しそうな料理が次々と出された。

二人はたわいもない会話を楽しみながら、幸せなひと時を楽しんでいた。

『あ、ごめん。ちょっとトイレ行ってくるよ』

敬大は席を立ち、トイレに向かった。

用を済まし、手を洗いトイレを出ようとしたら敬大の携帯が震えた。

敬大は携帯に出た。

『もしもし敬大?今大丈夫か?』

『何だよ蓮か…今デート中なんだけど…』

電話は蓮からだった。

『そっか、イヴの夜だもんな。俺ももうすぐ楓とデートなんだ』

『へぇ〜そうなんだ。ってか、それを言いたくて電話したんじゃないだろうな?』

敬大は少し呆れた感じで尋ねた。


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