ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
Memory days♪
数日後…
敬大と友也は建築現場でバイトをしていた。
敬大は積まれた材木の上に座り、スッキリと澄み渡る青空を見上げていた。
『おい、敬大!!なにサボってんだよ!!現場監督に怒られるぞ』
友也は汗を拭きながら、敬大に言った。
『友也…今日の空は青いな』
敬大は空を見つめながら言った。
『はあ?いきなり何だよ?』
『空には太陽があって、雲があって、鳥がいて虫がいて…空という名の世界でみんな自分らしく共存してる。なのに…この地上という名の世界では、同じような事が出来ない…。黒を黒だと言えない、黒を白だと言わされてしまう。そのうち自分の色を見失って、気付けば自分が誰なのかもわからない。人には言葉があるから、人の心を傷つけ自分を偽ってしまう…なーんてな』
敬大は淋しげな表情で空を見つめていたが、すぐに友也の方を見て笑いかけた。
『前から思ってたけど、敬大ってたまに変な事いうよな』
友也はそう言ってニコッと笑った。
敬大と友也は建築現場でバイトをしていた。
敬大は積まれた材木の上に座り、スッキリと澄み渡る青空を見上げていた。
『おい、敬大!!なにサボってんだよ!!現場監督に怒られるぞ』
友也は汗を拭きながら、敬大に言った。
『友也…今日の空は青いな』
敬大は空を見つめながら言った。
『はあ?いきなり何だよ?』
『空には太陽があって、雲があって、鳥がいて虫がいて…空という名の世界でみんな自分らしく共存してる。なのに…この地上という名の世界では、同じような事が出来ない…。黒を黒だと言えない、黒を白だと言わされてしまう。そのうち自分の色を見失って、気付けば自分が誰なのかもわからない。人には言葉があるから、人の心を傷つけ自分を偽ってしまう…なーんてな』
敬大は淋しげな表情で空を見つめていたが、すぐに友也の方を見て笑いかけた。
『前から思ってたけど、敬大ってたまに変な事いうよな』
友也はそう言ってニコッと笑った。