ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
桜色カプセル。あの日の忘れもの②♪
高校を出た二人はようやく楓の結婚祝いに食事をした。
もう既に日は沈み、夜空ではたくさんの星が煌めき、お月様が顔を覗かせていた。
食事を終えた二人はレストランを出て、帰路につこうと夜道を歩いていた。
『ねぇ、敬大。もう最後に1件寄りたい所があるんだけど…良い?』
楓は隣を歩く敬大にそっと告げた。
『えっ?まだ行きたい所があるのか?』
『うん。これが最後のわがままだから付き合ってよ』
楓はそう言いって敬大の手を引っ張ってさっさと歩いた。
メモリーツリー…
二人がやってきた場所は二人だけの思い出のあの場所だった。
森林公園の中央に咲く大きな一本の枝垂れ桜。
二人はその枝垂れ桜の木の下に静かに腰を下ろした。
『3回目でやっと桜が咲いている時にこの場所にこれたね』
楓は枝垂れ桜を見上げて言った。
『本当だな』
敬大も枝垂れ桜を見上げた。
もう既に日は沈み、夜空ではたくさんの星が煌めき、お月様が顔を覗かせていた。
食事を終えた二人はレストランを出て、帰路につこうと夜道を歩いていた。
『ねぇ、敬大。もう最後に1件寄りたい所があるんだけど…良い?』
楓は隣を歩く敬大にそっと告げた。
『えっ?まだ行きたい所があるのか?』
『うん。これが最後のわがままだから付き合ってよ』
楓はそう言いって敬大の手を引っ張ってさっさと歩いた。
メモリーツリー…
二人がやってきた場所は二人だけの思い出のあの場所だった。
森林公園の中央に咲く大きな一本の枝垂れ桜。
二人はその枝垂れ桜の木の下に静かに腰を下ろした。
『3回目でやっと桜が咲いている時にこの場所にこれたね』
楓は枝垂れ桜を見上げて言った。
『本当だな』
敬大も枝垂れ桜を見上げた。