ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
『か、楓!!』
立ち去ろうとする楓を敬大は呼び止めた。
『何?』
楓は振り返り尋ねた。
『あの…その…気をつけてな』
『うん』
楓は笑顔で頷いた。
敬大は楓の姿が消え行くまで、ただじっと楓の後ろ姿を見つめた。
楓が去った後、敬大はポケットの中からガチャポンの白いプラスチックのカプセルを取り出した。
『俺はタイムカプセルを埋めてないか…何で嘘着いちゃったんだろうな』
敬大はそう言いながら、白いカプセルを開けた。
中から一枚の紙きれと駄菓子屋で売られていたおもちゃのプラスチックの指輪が入っていた。
『指輪…か。俺こんなの入れていたんだ…』
敬大は指輪を見つめた後、一緒に入っていた白い紙を読んだ。
未来の僕へ
未来の僕は何をしていますか?
きっとミュージシャンという夢を実現して、大好きな楓とずっとずっと一緒にいるといいな。
今のこの願いが未来まで届いている事を願います。
『大好きな楓か…』
敬大は手紙を読んでクスッと笑った。
立ち去ろうとする楓を敬大は呼び止めた。
『何?』
楓は振り返り尋ねた。
『あの…その…気をつけてな』
『うん』
楓は笑顔で頷いた。
敬大は楓の姿が消え行くまで、ただじっと楓の後ろ姿を見つめた。
楓が去った後、敬大はポケットの中からガチャポンの白いプラスチックのカプセルを取り出した。
『俺はタイムカプセルを埋めてないか…何で嘘着いちゃったんだろうな』
敬大はそう言いながら、白いカプセルを開けた。
中から一枚の紙きれと駄菓子屋で売られていたおもちゃのプラスチックの指輪が入っていた。
『指輪…か。俺こんなの入れていたんだ…』
敬大は指輪を見つめた後、一緒に入っていた白い紙を読んだ。
未来の僕へ
未来の僕は何をしていますか?
きっとミュージシャンという夢を実現して、大好きな楓とずっとずっと一緒にいるといいな。
今のこの願いが未来まで届いている事を願います。
『大好きな楓か…』
敬大は手紙を読んでクスッと笑った。