ミュージック･ラブ３〜愛を奏でるメイフラワー〜

『友也のやつ幸せそうに眠ってんなー』

敬大は眠る友也の寝顔を見て笑った。

そして、お金を払って全員カラオケ店を出た。

『あ、調度タクシーが来たよ』

咲稀は手をあげタクシーをとめた。

蓮は眠る友也をタクシーに乗せ、その後から自分も乗り込んだ。

『じゃあ、敬大。二人を家まで頼むな』

蓮はそう言って、タクシーで走り去って行った。

『じゃあ、帰るか』

敬大がそう言って歩き出すと、敬大の後を二人も歩き出した。

敬大はただ静かに…咲稀と楓はお喋りをしながら、家へと歩いた。

『あたしこっちだから、あたしはここで』

少し歩いた所で、咲稀は敬大と楓に手をふり、別の道を歩き帰って行った。