ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
太陽の光が包み込む敬大の姿がとても眩しかった。

『敬大!!』

友也は敬大に駆け寄った。

『敬大、お前意識が戻ったんだな』

友也は敬大の肩を掴み、目を合わせて笑顔で言った。

敬大は友也をじっと見つめながら、キョトンとした表情を見せていた。

『敬大…』

病室の入口で涙を流し、笑みを浮かべながら楓も敬大の名前を呼んだ。

敬大はそんな楓の方に目をやった。

『敬大、楓ちゃんずっとずっとお前の事心配してたんだぞ』

楓を見つめている敬大に友也は言った。

『だ…誰!?』

敬大は不思議そうな表情を見せながら呟いた。

『えっ…!?』

敬大の言葉に楓は驚いた。

『な、何言ってんだよ敬大。俺だよ、友也だよ。それにあっちは楓ちゃんだし…』

友也は戸惑いながら言った。

『友也…?楓…?それに敬大って…?』

敬大は不思議そうな表情を浮かべながら、意味がわからない様子だった。


< 325 / 354 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop