ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
『少年院に入る前から恭吾はここをアジトにしてたらしいからな』

敬大はそう言って、倉庫のドアを勢いよく開けた。

すると中には10人ちょっとほどの悪そうな奴らがいた。

そして敬大と蓮に気付き、入口の方に目をやった。

敬大と蓮は悪そうな奴らに歩みよった。

『恭吾!!』

敬大はオートバイの上に座る男に向かって言った。

『あれ?お前敬大じゃないか?久しぶりだな』

恭吾は不敵な笑みを浮かべながら言った。

『恭吾。友也が警察に捕まったぞ…』

敬大は恭吾にガンを飛ばしながら言った。

『ああ、知ってるよ。予定通りさ』

『予定…通り?予定通りってどういう事だ!!』

敬大はその言葉に引っ掛かった。

『ふふふ、アイツが何で売薬人何かやってると思う?アイツの育った施設な、賃料の値上げと滞納でなくなるんだってよ。それでなくならさないためには、1週間以内にとりあえず500万がいるんだってよ』

恭吾は説明を始めた。

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