ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
そのまま二人はまた沈黙に包まれたが、今度は敬大が静かに口を開いた。
『あれだけ自分でギターを弾く事を拒んでたのに…子供たちの悲しそうな顔見たら、勝手にギターに手が伸びてた。あいつらの顔…笑顔に変えたいって思った』
敬大の話を楓は静かに聞いていた。
『俺がギターを弾かなくなった理由…何だかわかるか?』
敬大は楓に尋ねた。
『え、それは…前言ってた通り弾きたくなくなったから…じゃないの?』
楓は恐る恐る尋ねた。
『それはあくまで言い訳だよ。本当の理由はさ、怖かったんだ。最初は楽しくて、自分の夢のために弾いてたけど、少年院に入ってから…俺には一生そんなレッテルが付き纏うし、夢だってよりいっそう遠退いた。そしたら何のために歌ってるんだろうって自分自身に問いただした時、何も答えが見つからなかった』
敬大は少し淋しげな表情を見せた。
『敬大…』
そんな敬大を楓は心配した。
『あれだけ自分でギターを弾く事を拒んでたのに…子供たちの悲しそうな顔見たら、勝手にギターに手が伸びてた。あいつらの顔…笑顔に変えたいって思った』
敬大の話を楓は静かに聞いていた。
『俺がギターを弾かなくなった理由…何だかわかるか?』
敬大は楓に尋ねた。
『え、それは…前言ってた通り弾きたくなくなったから…じゃないの?』
楓は恐る恐る尋ねた。
『それはあくまで言い訳だよ。本当の理由はさ、怖かったんだ。最初は楽しくて、自分の夢のために弾いてたけど、少年院に入ってから…俺には一生そんなレッテルが付き纏うし、夢だってよりいっそう遠退いた。そしたら何のために歌ってるんだろうって自分自身に問いただした時、何も答えが見つからなかった』
敬大は少し淋しげな表情を見せた。
『敬大…』
そんな敬大を楓は心配した。