ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜
『へぇ〜、このピックを貰った…って、こ、このピック…』
黒いバンダナを巻いた男はピックを見て驚いた。
『どうしたんですか?』
『いや…何でもない。大切にしてるんだなそのピック』
『はい、お守りですから。それから、もしまたその人に会えたなら、俺は夢をくれてありがとうって言いたいんですよね』
敬大は笑顔で言った。
『そうか…。またきっと会えると良いな』
『はい。じゃあ、ご馳走様です。ありがとうございました』
敬大はそう言って立ち上がり、ギターを持って立ち去った。
黒いバンダナを巻いた男は去り行く敬大の背中をじっと見つめた。
『まさかあいつに…敬大にまた会うなんてな。おっきくなったんだな敬大…。さて、片付けるか』
黒いバンダナを巻いた男は、そう言って後片付けをした。
敬大は自分に夢をくれた憧れのギタリストが、このラーメン屋台の店主だと、この先も知ることはなかった。
黒いバンダナを巻いた男はピックを見て驚いた。
『どうしたんですか?』
『いや…何でもない。大切にしてるんだなそのピック』
『はい、お守りですから。それから、もしまたその人に会えたなら、俺は夢をくれてありがとうって言いたいんですよね』
敬大は笑顔で言った。
『そうか…。またきっと会えると良いな』
『はい。じゃあ、ご馳走様です。ありがとうございました』
敬大はそう言って立ち上がり、ギターを持って立ち去った。
黒いバンダナを巻いた男は去り行く敬大の背中をじっと見つめた。
『まさかあいつに…敬大にまた会うなんてな。おっきくなったんだな敬大…。さて、片付けるか』
黒いバンダナを巻いた男は、そう言って後片付けをした。
敬大は自分に夢をくれた憧れのギタリストが、このラーメン屋台の店主だと、この先も知ることはなかった。