★ イケメン嫌いな私 ★

留守番

二週間和津那さんは帰って来ない。




私大丈夫かな?



あの二人と上手くやって行ける。



華月は多分私の本性を知ってるんだと思う。



私はお嬢様なんかじゃないんだよね。



ママと二人貧しく生きて来た。



部活をしなかったのはバイトをしたいから。



自分の欲しいものは自分でバイトして買った。



バイトは先月止めた。



ママが再婚して引っ越す為に止めたんだよね。



和津那さんがお小遣いだよって3万もくれた。



使えないよ。



今までのお小遣いは毎月3000円だったんだよ。



3000円じゃ足りなくてバイトしたんだよね。



「葉瑠早く支度して学校へ行くよ。」



仕方ない今日は我慢するか。



「葉月さんよろしくお願いします。」



私は葉月さんの車に乗り込んだ。



「兄貴、俺の大学に先に回って。」



華月が私の横に乗って来た。



「葉瑠何で後ろに乗るの?

華月葉瑠に触るなよ。」




「俺チビには興味ないんでね。」



私は思い切り足を踏んづけてやった。



《痛い、葉瑠何するんだ。》







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