★ イケメン嫌いな私 ★
華月は嫌がる私のそばを離れない。




なんなのコイツマジウザい。



｢葉瑠素直になれば。｣



煩い華月あっちにいってろ！



｢葉瑠が今心の中で思った事そのまま言ってみ。｣



言う訳ないだろうアホ。



｢人の事アホとかいっちゃ駄目だね。｣



ウイ、今思った事私口に出した？



嫌声に出してない。



なんなんだコイツ。



夕食はチャーハンと餃子、かに玉スープ。



でもほとんど葉月さんが作ったようなもの。



だって私のそばに華月がピッタリくっついていて身動きとれない。



なんなのコイツ離れろ！



｢葉瑠見てると飽きないね。下手なゲームよりおもろい。｣



｢華月いい加減にしろ。葉瑠が本気で嫌がってるよ。

葉瑠又絵書くことにしたんだな。


俺が学校終わるまで、これからも美術室で待ってればいいから。


葉瑠の絵見てみたいな。｣



｢葉月さんありがとう。私一年前書きかけにした絵があるの。


母の絵なんですけど、完成させたいと思ってます。


母の事忘れない為にも完成させたい。｣







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