★ イケメン嫌いな私 ★
俺が葉瑠の部屋を覗きに行くと、




葉瑠と兄貴が楽しそうに話していた。



「華月どうした?葉瑠が俺の絵書いてくれてるんだ。

俺こんなにいい男じゃないよな華月。」




仲良くする二人を見たくなかった。



葉瑠は俺を見ようともせず、葉月を見つめて微笑む。



葉瑠お願いだから俺にも微笑んでよ。



「葉瑠俺に絵教えてよ。右手のリハビリに絵を書いてみたい。」



葉瑠が驚いた顔で俺を見た。



「華月でもまともな事言うんだね。」



おい葉瑠俺が素直に言ってるのに、



その言い方はないだろう。


でも俺は怒れるのを我慢して、「葉瑠頼むよ俺に協力してくれよ。」




「華月がそこまで言うなら、華月の面倒みてやるよ。」



葉瑠その言い方はかなりの上から目線だろうが。



葉瑠に睨み付けられた。




「華月なんか文句ある?」



俺は首を左右に振った。







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