★ イケメン嫌いな私 ★
私はどうやら高藤さんの腕の中で気を失ったらしい。



気がついた時はベットの中。



でも自分のベットではない。



私は起きて部屋の中を見渡した。



『あ、起きたみたいだね。』



あなたは誰なの?



私の目の前には超イケメンがいた。



そのイケメンが私に近づく。



私は思わず叫び声を上げた。



「ギャー!近寄らないで!」


『おい葉月、葉瑠ちゃんが驚いているだろう。


葉瑠ちゃん驚かせごめん。長男の葉月。


高校で音楽の先生をしているんだよ。


葉月挨拶して。』




「ごめん葉瑠ちゃん。あまり可愛い寝顔だったからついね。」




この人が高藤さんの息子さんなんだ。



確かもう一人いるって言ってたよね。



高藤さんも長身でイケメンだ。



葉月さんはそれをもっとカッコ良くした感じ。



私の高校にはこんなイケメンな先生はいない。



私何考えているんだ。



え、私何でここにいるの?


ママが亡くなって私病院で気絶したんだよね?








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