★ イケメン嫌いな私 ★
「親父お帰り。親父見てくれ俺が葉瑠を書いてみたんだ。


そしたら葉瑠がこんな私ブスじゃないって拗ねだして、


今ご機嫌とってたとこ。


そしたら葉瑠が俺の顔に絵の具を顔につけやがってさ。


もうこの有り様。」




本当に楽しそうに笑う華月。



そう言えばこんなに笑う華月も見たのは久しぶりだ。



葉瑠が俺に気付き近寄る。


「和津那さんお帰りなさい。」



可愛い笑顔。



抱き締めたい。



これって可愛い娘として?


違う何か違う。



愛しい気持ち。



葉瑠に会いたくてたまらなかった。



この気持ちってもしかして恋?



嫌、嫌それはない。



俺は葉瑠の母親と結婚しようとしたんだ。



この気持ちは愛しい娘を思う気持ちなんだ。と自分に言い聞かした。



「葉瑠ただいま。葉瑠に一杯お土産買って来たぞ。」



「本当嬉しい。」



ああ、この笑顔が見たかったんだ。







< 45 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop