★ イケメン嫌いな私 ★
『葉瑠ちゃん覚えているかな?


葉瑠ちゃん病院で気を失ってそのままずっと眠っていたんだよ。


佳英の告別式ももう済ませたよ。


葉瑠ちゃん目覚まさなかったから、


俺たちで佳英を送ったんだよ。


葉瑠ちゃん勝手な事してごめんな。


たけど、俺は葉瑠ちゃんが苦しむあんな姿もう見たくなくて、


葉瑠ちゃんをそっとして置きたかったんだ。』




ううん、高藤さんの気持ちが嬉しかった。



ママはもういない。



多分ママのお葬式耐えられなかったと思う。



ママとお別れ出来なかったけど、



ママはずっと私の中にいる。



ママはパパのとこに行ったのかな?



ママ、パパと仲良くしてあげてね。



「私もママのとこに行きたい。」



高藤さんが私を抱き締めた。



『葉瑠ちゃんそれは駄目だ。

葉瑠ちゃんは今日からここで暮らすんだよ。


この部屋は葉瑠ちゃんの部屋だから、


好きに使うといい。』




え、どういう事?



ママと住んでいたマンションはどうしたの?







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