★ イケメン嫌いな私 ★
親父が思ってる事見え見え、若さでは俺たちに敵わないから、



俺たちを葉瑠から遠ざけたいんだな。



今度は親父が葉瑠と楽しそうに話してる。



葉瑠も楽しそうにしてる。


『葉瑠明日から少し休みを貰ったから、


一緒に何処か行こうか?』



「私行きたいとこあるんです。一緒に行ってほしい。」



『何処に行きたい。』



「父と母のお墓参りと病院。」



『分かったお墓まいりは明日行こう。


病院は月曜日に行こうな。検診日なのか?


いつもの渡部のとこでいいんだな。』




「はいよろしくお願いします。」




葉瑠の両親の墓。



葉瑠の母親は高藤家の墓に入るはずだったが、



親父が佳英が墓の中で寂しい思いをするといけないからと、


佳英の戸籍を美山に戻し美山家の墓に入れた。



親父の優しい思いが伝わる。



俺も葉瑠の両親に会いたい。



「親父、俺も、「俺も一緒に行くよ。」




『ああ、分かったよ明日はみんなで葉瑠の両親に会いに行こう。』




俺たち家族なんだな。







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