★ イケメン嫌いな私 ★
「あのう、私の事ならもういいんです。


涼が幸せならそれで。」




なら何で泣くの?



ごめんなさいと何回も謝り泣き続ける彼女。



葉瑠が俺に近付いて来た。



「華月又彼女泣かせているの?」



俺は葉瑠の声に驚き振り向いた。



「葉瑠。」



「華月彼女さん紹介してよ。」



俺の彼女じゃないし、困ったな。



永島の元カノって言っていいものか悩んだ。



その時、「亜紀。」



葉瑠の後ろに永島がいた。


「亜紀何でいるんだ。」



「ごめんなさい。葉瑠さんを一目見たくてただそれだけだから。」




「私? 」




葉瑠は全く状況が分からないようだ。



だから俺は、「彼女は永島の元カノで、昨日別れたばかり。」




葉瑠が目を見開いたまま固まった。



そこで試合再会のフォイスルが鳴る。



永島が動かない。



「永島行けよ。」



永島が葉瑠に触れようとした、「涼ちゃん試合だよ。後で話し聞くから。」




葉瑠は全く永島を見ずに言った。







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