★ イケメン嫌いな私 ★
なぁ、葉瑠手繋ごうか?



華月が左手を出す。



私はためらいながらそっとその手を握る。



「葉瑠、俺幸せ。たとえ俺が選ばれなくても葉瑠の事好きでいるから。」




そんなぁ(泣)。



華月そんな顔で私を見つめないで。



私辛くなる。



「華月、私三人が好きだからこのままいたら駄目?」



「駄目、約束したから選んでほしい。」



もう勝手なんだから、私が手離すと、



「葉瑠、手離さないで。


手繋ぐと安心するんだよな。」




もう勝手なんだから。



でも華月の手暖かった。家着くまでその手が離れる事はなかった。







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