見えないアナタ。
流クンが入院してから2週間―…。





この頃、あたしはというと、目を治すために薬を体内に含んでいた。






その薬のため咳が留まらなくなったり、食事をするたびに吐いたり、息がしずらくなって、息切れしたり、たくさんの被害を受けていた。







でも、そのたびに流クンから言われた。







『いろいろな症状が起きるってことは、そのたびに薬が効いてるってことだよ!







だから、ガンバれ!』







その言葉に何度も励まされた。











< 12 / 23 >

この作品をシェア

pagetop