強引な君と甘い恋



「そっかぁ。じゃあ、あやめちゃんが来るまで待っててもいーい?」


「うん」



なんか本当に女の子みたい。


背も低いし、スカート履いたら完璧女の子に見えるもん。


あたしは頷いて紅茶を煎れてあげた。



「ありがとぉ!僕、蓮(レン)ってゆーんだ。ちなみに僕はあやめちゃんの…」




─バンッ



「きゃっ!」


勢いよく扉が開き、またもあたしは紅茶をこぼしそうになった。


せ、セーフ。



「ごぅらァ、蓮!また変なこと言おうとしたなッ!?」


「わぁ!あやめちゃんだぁ!!」



「ふぅ。鬱陶しい奴が来たわね」





< 44 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop