強引な君と甘い恋
「そっかぁ。じゃあ、あやめちゃんが来るまで待っててもいーい?」
「うん」
なんか本当に女の子みたい。
背も低いし、スカート履いたら完璧女の子に見えるもん。
あたしは頷いて紅茶を煎れてあげた。
「ありがとぉ!僕、蓮(レン)ってゆーんだ。ちなみに僕はあやめちゃんの…」
─バンッ
「きゃっ!」
勢いよく扉が開き、またもあたしは紅茶をこぼしそうになった。
せ、セーフ。
「ごぅらァ、蓮!また変なこと言おうとしたなッ!?」
「わぁ!あやめちゃんだぁ!!」
「ふぅ。鬱陶しい奴が来たわね」
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