強引な君と甘い恋


「蓮くんはあたしのこと、あやめから聞いたの?」


さっきの思い出したような反応に、あたしは疑問に思って聞いた。


あやめが自分からあたしのことを話すとは思えない。


しかもその相手が男の子となると余計話さないだろうし。


でも考えられるのはあやめしかいないから



「んーん、違うよ」


あたしの方へと顔を向けた蓮くんは首を横に振る。


「え、じゃあ誰?」


あやめじゃないなら…


あたしは向かいに座る彰に目をやった。けれど彰も首を横に振った。


あたしの頭の中は?マークでいっぱい。


ん?他にいたっけ?



不思議そうな顔をするあたしを見た蓮くんはニッと笑って言った。




「竜だよ!美春ちゃんのことは竜から聞いた」







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