大好きな君
関山くんは本当に私のタイプだった。



塾に行くなり、その人と会った。




「ねぇ~・・あの人、気になるんだけど・・・」




私は岡目ちゃん(男)に聞いてみた。




「あぁ~・・・関山ね。あいつ隣町の小学校のやつじゃん」



「隣町?それじゃ中学校一緒とかになっちゃう?(笑)」



「なると思うな、俺。だって、この間中学校の制服買ってたもん」



「同じ中学の?」



「うん。学ランだったからそうだと思うな」





私の行く中学校の制服は女子がセーラー服で男子が学ランなのである。




「楽しみだね、岡目ちゃん♪」



「岡目ちゃんじゃねーよ!(笑)」





楽しみだな♪



早く話せるようにならないと・・・。







< 24 / 50 >

この作品をシェア

pagetop