二択(君だけ)
彼は、成績が落ち、

目指していた志望校にいくことは、絶望的になっていたのです。



私は勿論、彼の葬式に行きました。



大勢の悲しむ人々の中で、私の目は無意識に、



彼女を探していました。


妻の姿を。


しかし、そこで彼女を見つけることはありませんでした。





それから、数ヶ月後、


私は地域でも、有数の進学校に入学しました。




そこで、私は妻と再会したのです。
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