うちのおネコ様
ルディはグラスを取り出し、今朝の私のように牛乳を注いで喜んだ。
「ま、その変はさ!そん時になったらまた考えればいいじゃん。どうせこの契約の間は、人間と猫の行き来する事になってんだし。」
「それはそうだけど…」
だけど、もしその猫になり人間になり〜という所を誰かに見られたり知られたら大変な事になるのでは…
それこそお向かいの高田さんにばったり会ってマシンガントークを繰り広げられてる間に、目の前で180センチ以上の外国人が足元すりすりするアビシニアンに変わったら…
いくらリリィちゃんでも好きになる相手を考えるかもしれない。
と思うわけで…
「はあっ…なんでまたうちの猫がこんな事に…」
ため息と共に私はつい言葉に出してしまった。
はっとしてルディの方を見たが、ぼそっと言ったので聞こえていなかったのか、彼は気にしてない様子でミルクをゴクゴクと飲み干すのに夢中のようだった。
よくよく考えたら彼もまた、
「なんで人間に?」
という疑問を持ったまま、ここにこうして現れたわけで、今の彼に様々な「答え」求めるのは良くないなと思った。
「ま、その変はさ!そん時になったらまた考えればいいじゃん。どうせこの契約の間は、人間と猫の行き来する事になってんだし。」
「それはそうだけど…」
だけど、もしその猫になり人間になり〜という所を誰かに見られたり知られたら大変な事になるのでは…
それこそお向かいの高田さんにばったり会ってマシンガントークを繰り広げられてる間に、目の前で180センチ以上の外国人が足元すりすりするアビシニアンに変わったら…
いくらリリィちゃんでも好きになる相手を考えるかもしれない。
と思うわけで…
「はあっ…なんでまたうちの猫がこんな事に…」
ため息と共に私はつい言葉に出してしまった。
はっとしてルディの方を見たが、ぼそっと言ったので聞こえていなかったのか、彼は気にしてない様子でミルクをゴクゴクと飲み干すのに夢中のようだった。
よくよく考えたら彼もまた、
「なんで人間に?」
という疑問を持ったまま、ここにこうして現れたわけで、今の彼に様々な「答え」求めるのは良くないなと思った。