Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜
「え…
そんなことないよ?!」
「学校の友達はぁ…
ぁたしが元カレに告るの
協力してくれたんですょ
だから相談とか絶対出来なぃし
けっこー、悩んで〜…
ちゃんと好きだったけど…
ぁたし…
かなりさみしがりゃだから
ケンカとか最近多くて
自分も疲れて来ちゃって…」
「村田さん、いい人だもんね」
「はぃ
奴と絡み始めてから
ぁたし、安定したってゅうかぁ…
ぃちぃち、なんかぅるさぃし
めんどくさぃんですけどね〜」
「あはは」
「でも、しぁわせですょ…
ただ…まだ向こうと会えてなくて
ちゃんと別れてなぃから…
どっちにしろ
学校始まってからなんですけど
でも最近なんか、放置されぎみだったし
自然消滅でもぃぃかなとか…」
夜空にバチバチ 花火があがって
大きな歓声の後には 白い煙
風が吹くほうに、ゆっくり流れてく