Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜
「葉山!おかえり!」
「武藤!」
「ごめんね〜!武藤くん!
今日はキーボードとか
運んでくれてありがとう〜!」
「私も
ちょっとシンバルとか
自分の諦めようかと思ってたから」
「気にすんなって!
―――… それより、どうだった…?」
マキちゃんが両手で 大きな○
「――― ぃやったじゃんっっ!!
マジでおめでとう!!」
「あはははは!ありがと!!
あ、どうする?打ち上げ行く?」
「でもぉ
合コン状態なんでしょ〜?」
「さよう
かなりいい感じとの
感謝の電子文書が、先程御座った」
「じゃああたし達、邪魔っぽくない?」
「わはは!!」
「あはははは」
「だね〜」
「かもね〜」
「なら連絡入れて、私たちは帰ろうか!
ヒカルはうちに泊まるでしょ?」
「うん」
「じゃあ、真木とヒカルちゃん先だな」
「ユリ〜
キーボード奥でいい?」
「うんうん!
シノちゃんありがとう〜!」
「スタンドの脚、動かないように」
「せっしゃが座って押さえるかの
ユカ〜!奥座ろう!」
「うん!!
――― あっ!!」
「どうしたの?ユカ」
「…ポケット!
なんか刺さると思ってたら
ボールペン借りたの忘れてた!
返して来る〜〜!」
「うん!わかった〜!」