Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





振り向いたら
”金髪”の人が立ってて ―――


”ああ LEVELl1TOY-Sのヴォーカルだ”
そう思ったけど


上手く返事が出来なかった




「――― あ…」


「何キョロキョロしてんだ?
さっさと店員呼んで、掃除させろよ」




… そっか でも




「――― 紙が 」


とりあえず、何か拭くもの ―――



「紙?!
… ここにあんじゃんよ ほら!!」


「――― え…」




目の前

足元にバサリと
さっきまで見てた雑誌が落ちて


ジュースはあっという間に
そこへ吸い込まれて行った…





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