クローバークロニクル
「つまり、母親はクローバー胎児がいることで、臍帯からクローバーの免疫力を貰うことになるんだ」
私の赤ちゃんから、クローバーの免疫を?
「だから、進化終了の刻印『四つ葉』を戴く…」
私は思わず自分の肩に触れた
クローバーになったのに、死なない?
進化終了??
私が??
「あくまで、仮説だよ」
「じゃあ、環は死なない?」
「死なない」
「子供も?」
「死なない…」
私は、クローバーでも死なない?
でも…
「海里は?」
薬師寺さんは悲しそうに首を振った
「男性は、生き残れない。種を撒くだけだ」
育てるのは、女…
生き残れるのは、女だけ?
「そんな!海里から貰ったのに!」
「環!いいんだ!俺はいいんだ…」
「海里…だって」
「俺はいいんだ。遺せるものがあるから!」
「海里…」
「薬師寺さん、クローバーの進化って何のためなんですかね?」
「解らない…細胞の強化くらいしか…」
「そうですか、ありがとうございます…」
海里はいつもの笑顔を作った
私の赤ちゃんから、クローバーの免疫を?
「だから、進化終了の刻印『四つ葉』を戴く…」
私は思わず自分の肩に触れた
クローバーになったのに、死なない?
進化終了??
私が??
「あくまで、仮説だよ」
「じゃあ、環は死なない?」
「死なない」
「子供も?」
「死なない…」
私は、クローバーでも死なない?
でも…
「海里は?」
薬師寺さんは悲しそうに首を振った
「男性は、生き残れない。種を撒くだけだ」
育てるのは、女…
生き残れるのは、女だけ?
「そんな!海里から貰ったのに!」
「環!いいんだ!俺はいいんだ…」
「海里…だって」
「俺はいいんだ。遺せるものがあるから!」
「海里…」
「薬師寺さん、クローバーの進化って何のためなんですかね?」
「解らない…細胞の強化くらいしか…」
「そうですか、ありがとうございます…」
海里はいつもの笑顔を作った