クローバークロニクル
大量の生徒が流れ、私はそのまま駅を降りるとびっくりしてしまった!


駅正面は梅?の並木道になっていて、坂の上には赤レンガのオシャレな校門が見えた


「オシャレ〜」


「ほら!」


黙って突っ立ってると、腕を引っ張られて歩かされる


「環ー!おっはよー!」


後ろから声をかけられ、振り返ると二人の女の子がいた


「???…おはよ」


遠慮がちに挨拶すると、二人は眉間にシワを寄せた


「ああ、おはよーよんちゃん、きょうちゃん…
実は環、今日記憶喪失だから、悪いけど頼むわ」


海里がそう言うと、二人は顔を見合わせた


「記憶喪失って?え?海里先輩何したんですか!?」


「俺じゃねーよ!朝起きたら何も覚えてなかったんだと!」


「え…先輩って、海里ってタメじゃないの?」


「ちょっ!環ー!!!!」


「大丈夫!!??」


二人がおでこに手を当ててくれたり、肩を揺すってくれたりしてくれる…


「私の事、わかんないの?」


「…ごめんなさい」


「頭ぶつけたとか?」


「???さあ…」




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