クローバークロニクル
部屋に入って制服を脱ぐ


私服はやはり、同じセンスだ


慣れないせいか、お母さん?の影響か、気付いたら部屋を掃除していた


「環ー、巧ー!ご飯よー」


「はーい」


私が部屋から出ると、向かいの部屋から弟が調度出てきたところだった


巧っていうのか…


「先、行けば?」


ぶっきらぼうだけど、優しい!!


思わず吹き出しそうになったけど、堪えた


「ありがと」


二人で下に降りると、疲れた顔のお父さん?がいた


「お、おかえり…」


「ああ、ただいま」


「どうしたの?お父さん…」


お母さんが心配そうにご飯をよそう


「海外で奇病が発生してね、今問題になってるんだよ…。薬の依頼がこちらにもくるだろうけど、危険度が高そうなんだ」


「大丈夫なの?」


色々話を聞いていると、お父さんの仕事は製薬会社で薬の開発?をしているらしい…


だからこんな立派な家なんだな…と実感してしまった


うちの中小企業のサラリーマンとは違うね…


片付けを手伝って、とりあえずだんらんに加わり、お風呂に入って部屋に行った



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