好機逸すべからず!!
大村を送って行こうとしていた俺はその方向を変え、自分のマンションへ大村を連れて行った。

その後は当たり前の様に酒盛りが始まったわけなのだが、すでに酔払っているはずの大村はそのペースを緩めることなくビールを煽っていた。

それに吃驚しつつも負けじと俺のペースも速まる。

「…大村?」

ドン!と勢いよく空き缶をテーブルに置いたのを見て声を掛ける。
目をシパシパとさせながら、今にも閉じそうな瞼を頑張って開けようとしている大村がいた。




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