好機逸すべからず!!
「キスするぅ。」

大村は完璧に酔った口調で言うと、俺の首にぎゅっと腕を回してきた。

そして吃驚して目を見開いたままの俺の事を気にすることなく、唇に一瞬触れるとちゅっと音を立てて離れる。

トロンとした目と少し開いているふっくらとした唇。

ここで止める事が出来る男なんているわけない。

俺の理性なんて、簡単に吹っ飛んでしまった。


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