好機逸すべからず!!
「先輩~大丈夫ですか?」

大村の隣で先程俺に忠告してきた後輩が、心配そうな表情を浮かべている。

いつも大村に引っ付いている後輩。
矢田部アイ。
彼女は何故か、おれの気持ちに気付いていた。

部署内の人たちは俺と大村がお互いに嫌いあっていると思っている。

確かに大村は俺の事が嫌いだ。

でも、俺は違う。

そんな俺の気持ちに矢田部は何故か気付いたのだった。



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