好機逸すべからず!!
「忘れてるのが嫌だったら、思い出せば良い。」

「えっ?」

突然の言葉に理解出来無いのか、大村は首を傾げた。

「思い出せないなら、新しい記憶で埋め尽くせば良い。」

「ちょっ…。」

「嫌なら……拒否、して。」

拒否なんてしてほしくない。

そう願いながら俺は大村の唇に近づいて行った。



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