キスに恋して…最終章
「お父さん、明日朝早いからってもう寝たわよ」


「もう?親父ももう年だな」


「年とか言わないの!ずっと私達の為に働いてくれているんだから、有り難いと思いなさい!」


母親が少しムキになる


「わかってるよ」


俺はカレー皿を流し台に置き、母親に聞いた


「お袋…結婚相手、親父に決めたのって何で?」


「え?何で?お父さんしつこかったからね(笑)」


「それで?決め手は?」


それが聞きてえんだよ!


「一緒にいたかったから」


「はあ?普通じゃん」





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