キスに恋して…最終章
そう…彼氏を友達に紹介するみたいな感覚だった


でも、私と良平は恋人同士でも何でもなくて、それなのに、良平を男友達の先生に紹介したら、勘違いするのは当たり前なんだよね


私…


どうして気付かなかったんだろう


「おいで…」


先生は私を立たせてリビングへ連れて行った


テーブルの上に、さっきまであった良平のコーヒーカップがない


先生が片付けたのはわかってる


でも、良平がいなくなったこととコーヒーがなくなったことがダブって涙が溢れてきた





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