キスに恋して…最終章
冷えたコーヒーを飲んでも美味しくない


「ごめんな…良平の気持ちを聞き出そうとしたばっかりに…」


「いえ…すみま…せん…」


「電話…してやろうか?」


「いえ…きっと…出ないから…」


たとえ電話に出ても、まともに会話が出来るとは思えない


「俺…お前の側にいるから」


「先生…?」


私が顔を上げた瞬間、先生は私を抱き締めた


急なことに驚きを隠せない




< 163 / 433 >

この作品をシェア

pagetop