キスに恋して…最終章
私は公園を教えた


公園の入り口で車を止めてもらい、お礼を言って、車を降りようとした


「森下!家、近いのか?夜だし、危ねえから、家まで送るよ」


「本当に大丈夫です」


私は公園の桜に会いたかった


本の中に出てくる精霊がいてもいなくても、私が良平と再会出来たのはあの桜


「じゃあ、俺も歩いて近くまでついて行くよ!何かあったらどうしようもねえからな」


「はい…」


先生の気持ちを素直に受け取った






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