キスに恋して…最終章
俺が良平を忘れさせてやるって言いたいが、コイツの胸には俺が入り込む余地がない


良平で埋めつくされている


だからこそ、家じゃなく、想い出の公園に来たかったんだろう


「帰るか」


「はい」


二人で入り口まで歩き出した


「歩くと5分以上かかりますが、車にしますか?先生帰り、1人で歩くの嫌でしょ?」


「そうだな…車で家の手前まで行くよ」


「すみません」


車に乗り、家の見える角まで送ってもらった






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