キスに恋して…最終章
「酒井さん…俺、お互いを知る為に必要な喧嘩もあるんじゃないかって思うんです。もちろん、怒りに任せる一方的な喧嘩はダメですがね」


「それはあるな…でも、うちの奥さんって俺が強く言ってもあまり聞いていないというか、サラッとあしらうんだよ…だから俺も1人で怒ってることがバカらしくなってさ〜」


「言い返されたら逆効果ですもんね。言い合いになって大袈裟になりますね」


「どうした?彼女と喧嘩でもしたのか?」


俺はビールを飲みながら少しずつ楓の話をし始めた






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