キスに恋して…最終章
「要するに、7年の年月を経て、やっと出会えたってワケか…で、楓ちゃんはまだ話があるって言ったのに、良平はその手を振り払って男の部屋に置き去りにした…と…」


「はい…最低ですね…俺…」


おかわりをした生ビールを一気に飲む


「まあ…お前の気持ちもわからんではないが、男の部屋に置き去りはな…」


「アイツ…半泣きだったし、きっとあの先生と…ま、付き合ってるんだったらいいんですけど…」


「お前さ、自分で気付いてねえのか?」


酒井さんが俺の顔を見て深刻そうな表情をしている


「何がですか?」





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