キスに恋して…最終章
「良平、帰るぞ!」


「もうですか?まだ早いですよ?」


まだ生ビールを飲もうとする俺を引きずるようにレジまで連れて行き、会計を済ませた酒井さん


「今日は俺のおごりだ」


「すみません…」


俺に肩を貸して、歩きながら、近くの公園のベンチに座らせた


「飲み過ぎだぞ!良い酒はいくらでも付き合ってやる!だが、お前が情けない姿をした酒は遠慮する!」


「俺、情けないですか?」


「今のお前は情けないよ…楓ちゃんはお前のこんな姿見たくないだろうな…」


俺は情けねえんだ…


今の俺は楓に嫌われるんだ…






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